監視者の任を負っていた雪女が孤独に耐えきれず、人間の男と交わって産み落とした子。銀髪に混じる一房の黒髪は混血の証。純血を尊ぶ一族であったために母は罰として永久氷壁に封印され、本人は奴隷に等しい扱いを受けて育つ。鬱屈した日々を送っていたある日、雪女の財宝を狙う能力者の一団と遭遇。彼らを招き入れ、里の一族を滅ぼした。その後一族に伝わっていた秘宝を使い記憶を消し、再覚醒する日まで人間として過ごす…

　というのがエイプリルフール限定でステータスに書いていた嘘設定でした。
　実はごく一部だけ真実の設定も含まれていたりしますが……その辺は機会があればということで。

　妖狐の文曲です。エイプリルフール、いかがおすごしでしたか？
　私は全然怪しくないですから、エイプリルフールでも嘘をついたりはしませんよ。
　……ああ、驚かせてしまった方もいるかもしれませんね。私達は数日前から、銀誓館学園の仲間として、数名の部下と共に加入させて頂いております。ゴーストタウン等に気軽にお連れだしください。

　そろそろ新学期ですね。えーっと何をしたらいいのでしょうか？
　学生証の発行は、4月8日（水）朝8：30までに済ませること？　はい、わかりました。

　確かに、こういう本人確認があると便利ですよね。
　特にゴールデンウイークに、もし「趣味を同じくするお友達が大勢集まるような場所に出かける」ようなご予定があるならば、これはもう必携のアイテムと言えましょう。

　しかし、学生証って、どんな仕上がりになるんでしょうね。
　ちょっと事前に実験台を100人ほど送り込んで、作らせてみましょうか。
　……あっと失礼。もちろん私は怪しくありませんから、そんな事はしませんよ。
　ほらほら、狐耳も出せますよ、ぴこぴこ。怪しくないですよー。

 
　以上、エイプリルフールの限定トップでした。
　いやもうなんというか、可愛すぎでしょう文曲。
　狐耳ぴこぴこって……私に萌え死ねと！？（落ち着け）

　……とはいえ実際問題、この怪しい妖孤は台詞からなにから裏切りフラグなのでしょうか？
　私の中ではもう怪しすぎて逆に怪しくないレベルまでいってしまった感じなのですが……だって信用させて裏切ろうって雰囲気皆無ですよ。これが騙そうと思っての行動だとしたら、どれだけ大根役者なんだって話ですし。
　というわけで、うちの小雪にはこれからも文曲への感情は信頼で固定するつもりなのです。

　そして遂に来ました妖孤関連の教室依頼が。
　まあレベルが「易しい」なうえ、小雪の優先度が50になってない以上抽選に参加するまでもなく不参加なわけですが……（がっくり）
　あああ早く来てくださいよ妖孤ジョブー！
　レベル59の九尾扇が黙示録の景品とか、じらし作戦ですか運営様ーー！！